終端セルを選択する

あるセルを基準にして「対象セルが含まれる領域の終端にあるセル」のことをいいます。
ショートカットキーでは「CTRL+(矢印キー)」です。
VBAでは、RangeオブジェクトのEndプロパティに対して、方向を指定する形で使用します。


方向に対応する定数
方向 記述 ショートカットキー
End(XlUp) Ctrl + ↑
End(XlDown) Ctrl + ↓
End(XlLeft) Ctrl + →
End(XlRight) Ctrl + ←

【使用例】
Range("A1").End(XlDown).Select


【終端行の取得】
例えば、B列の終端行を取得するにはこうします。

Cells(65536, 2).End(xlUp).Select


しかし、Office2007以降では、行の制限が65,536行から1,048,576行へ大幅にアップしています。また、Office97以前では16,384行でした。
これらとの互換性を保つにはこうします。

Cells(Rows.Count, 2).End(xlUp).Select


”Rows.Count”で最大の行数が取得されます。それをCellsオブジェクトの引数としています。

【新規データの入力位置】
終端セルには当然、データが入っています。データを入力するのはその下の (空白の) セルであることが多いでしょう。
その場合はこうします。
Cells(Rows.Count,1).End(XlUp).Offset(1,0).Select